世界のCEO500人に
柔道整復師業界の経営者を代表して選ばれた
小林 英健
学校法人近畿医療学園 近畿医療専門学校 理事長
小林 英健
Kobayashi Hidetake
氏名 | 小林 英健 |
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会社名 | 学校法人近畿医療学園 近畿医療専門学校 |
出身地 | 大阪府 |
出生年 | 1958年 |
趣味 | 釣り、ゴルフ、旅行 |
特技 | スポーツ活法(小林式背骨矯正法) |
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休日の過ごし方 | ホームパーティー |
座右の銘 | 人には無限の可能性がある |
好きな食べ物 | 寿司 |
尊敬できる人 | 父 |
Profile
1958年 | 八尾市に生まれる。大阪府立八尾高等学校、関西大学卒業。 |
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1985年11月 | 大阪府八尾市に「小林整骨院」を開業。施術法を研究するうちに「南條式変形徒手矯正療法」に行き着く。 |
1998年4月 | 「南條式変形徒手矯正療法」とカイロプラクティックなど融合させ「小林式背骨矯正法」を開発。治療家向けに公開を始め全国でセミナーを開催する。 |
2008年4月 | 学校法人近畿医療学園「近畿医療専門学校」を開校。 |
2011年4月 | 同校に鍼灸学科開設。 |
2012年9月 | 小林整骨院グループを株式会社KMCに商号変更。 |
2016年4月 | 「小林式背骨矯正法」を、スポーツアスリートに向けた施術を加えた「スポーツ活法」として発展させる。 |
2016年8月 | リオデジャネイロオリンピックで日本選手団のトレーナーとして派遣される。 |
2018年3月 | 静岡県・愛知県の整骨院7院を合併する。 |
2019年4月 | 東京初出店となる整骨院「小林整骨院 戸越」を開院(2020年1月現在、現在28店舗)。 |
2020年3月 | スポーツを科学的見地から分析・研究する、スポーツ科学を導入したラボ・ジム「アローズジム」を大阪市に開業予定。 |
History
幼少期~学生時代
奈良県で産まれ、3歳から大阪で育ち、小学校の時はいつも学級委員をしていてクラスでは優等生でした。中学の時も担任の先生から目をかけていただき、高校受験も内申書もいい成績でした。高校に入ってからはテニス部に所属して2年生の時に大阪でベスト8、近畿大会でもベスト8に入りました。
高校に入ってからは全く勉強をせず、大学受験は失敗、1浪して関西大学に入学しました。大学生の時はホテルでアルバイトをしてこの頃にコミュニケーションを先輩から学びました。大学2年生の時に心理学で幸福論の講義を受け、人は幸せになるためには生きがいを持つことが大切だと学びました。その学びで私は仕事が生きがいに思えるような職業に就きたいと思うようになりました
社会人時代
大学を卒業して地方銀行に就職したのですが、仕事の内容は決して生きがいと思えるようなものではありませんでした。そんな時、整骨院の先生との出会いがあり、初めて自分がやりたい仕事に出会えたと感じました。銀行は1年で退職し、整骨院で働きながら専門学校に通うようになり、2年後、柔道整復師という国家資格を取り、その年の11月に自分の整骨院を開院しました。学生の時は1つ「いいこと」があると、1つ「ついてない」と思うようなことがありましたが、独立してからはいいことずくめでした。
振り返ってみると、すべては患者さんのためと思って行動していたように思います。自分や家族を犠牲にしてでも患者さんの痛みを1日でも早く取ってあげたいという気持ちでやっていたおかげでいいことばかりが起こっていたように思います。
起業のキッカケとその当時
銀行に入行した年の11月に家内と結婚し、翌年の11月に長女が誕生しました。銀行から整骨院に1年で転職したので給料は当然下がりました。3人家族が8万円で生活し、両親からは勘当だと言われ何の援助もしてもらえなくなったので必死で生活していました。家内は長女が誕生するまではOLとして働いてくれていたので、家計を支えてくれていました。少ない給料の中で毎日新聞の折り込みを見て10円でも安い野菜を1円でも安い卵を、と走り回ってくれていました。子供には美味しいものを食べさせてあげたいという一心で早く開業したいという思いが強くなりました。そして学生の間にいろいろなことを学び、資格を取った年の11月に開業することができました。
現在の事業において
銀行から転職して今、思うことは本当にあの時、思い切って良かったと思うことです。あのまま、銀行に残っていたらと思うとぞっとします。柔道整復師や鍼灸師の資格や仕事はあまり知られていないように思いますが、腰や膝が痛い人や肩が上がらない人、いろいろな関節が筋肉や靭帯の炎症や痛みで苦しんでいる方が沢山おられます。そんな方々がどこへ行けば治してくれるのかわからないのが現状です。
近畿医療専門学校は最近スポーツ選手をスポーツトレーナー活動で応援させていただいています。スポーツ選手が一番恐れていることが、ケガや故障です。私たちの技術でケガや故障の予防ができたり、早く治せたり、パフォーマンスの向上ができるので大変喜ばれています。
スポーツ選手の手当てを通して柔道整復師や鍼灸師の仕事内容が国民の皆様に広く知ってもらえるとありがたいと思っています。
今後の目標
最近の若者が就職するときに学生時代にスポーツをやっていた人は、スポーツに関わる仕事がしたいと考えている人たちが沢山います。そんな若者にスポーツトレーナーという仕事は選手を治療という面とメンタルという面と両方から支えることができる素晴らしいい仕事であり、そのためには柔道整復師と鍼灸師という国家資格を取る必要があるということを伝えていきたいと考えています。
2016年のリオオリンピックに私はボクシングのスポーツトレーナーとして参加させていただきました。2020年の東京オリンピックには私だけではなく、近畿医療専門学校の卒業生や、多くの柔道整復師、鍼灸師とともにアスリートの方々をスポーツトレーナーとして応援させていただきたいと思っています。
若者へのメッセージ
夢を持ってほしいと思います。これから仕事を選択するときに何のためにその仕事をしたいのか、誰のためなのか、その仕事をすることによって自分はどうなれるのか。それが明確になればその目標や夢に向かって自分の無限の可能性を信じて突き進んでいただきたいと思います。
過去に成功した人にあなたはどうして成功できたのですか?と聞くと成功者はみんな同じことを言うそうです。「私が成功できたのは諦めなかったからです」と。